上京大学生ねこぜの日記

3分間だけ一緒に勉強しませんか?

モノの価格は「見えざる手」ってヤツが決めるらしいよ?:後編【3分でミクロ経済学】

こんにちは、ねこぜです。

「見えざる手」と「金無くて」で韻を踏めることに気づきました。

 

さて、本日は昨日投稿した記事の後編を書いていきたいと思います。

前編と合わせてご覧ください。

前編はコチラ>>モノの価格は「見えざる手」ってヤツが決めるらしいよ?:前編

gusuto.hatenablog.com

 

前回は需要・供給超過について説明させていただきました。

 

簡潔にポイントをまとめると以下の通り。

  • 供給超過(供給>需要)=モノが売れ残る
  • 需要超過(需要>供給)=モノが品不足

 

後編では、補足の説明を加えつつ「モノの価格は何によって決まるのか?」という本質に迫りたいと思います。

 

本日も、3分間ほど一緒に頑張っていきましょう!

 

 

 

需要・供給超過で価格はどうなる?

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まずは、前回の補足から参りましょう。

 

突然なのですが、需要・供給超過が起こるとモノの価格はどのように変化すると思いますか?

 

結論から申し上げると、需要超過では上昇、供給超過では低下します。

以下に分かりやすくまとめてきましょう。

  • 需要超過(需要>供給)→モノの価格が上昇する
  • 供給超過(供給>需要)→モノの価格が低下する

 

上記は、具体例を考えてみると非常に分かりやすいです。

では、順に説明していきます。

 

 

 

 需要超過→モノの価格が上昇する

私が一番初めに思いついた具体例はニンテンドーswichです。(めちゃ欲しいけど買うの我慢してます…)

ニンテンドーswichが発売した当時、その圧倒的人気から全国各地で品不足が起こりました。

 

ここで復習なのですが、需要とは何のことだったか覚えていますか?

 

そうです、需要とは「モノが欲しい!という思い」のことでしたね。

*需要と供給については以下記事で分かりやすく解説しておりますので、合わせてどうぞ。

参考>>需要と供給とは何か?ポイントは2つだけです【3分でミクロ経済学】

 

gusuto.hatenablog.com

 

つまり、この状態がまさに「需要超過」なわけです。

 

そのため、品不足から市場価格(3万円くらいでしたっけ?)よりも値段を釣り上げて販売する「転売」が相次いで発生してましたよね。

なぜこんなことが成立してたのかと言いますと、「3万円より高くてもいいからswichが欲しい!」という圧倒的な需要があったからです。

 

上記の具体例で、需要超過によってモノ(ニンテンドーswich)の価格が上昇していることが分かると思います。

供給超過

供給超過の具体例で想像しやすいのは、やはりスーパーの半額セールでしょうか。

 

ちなみに、上京して3年目に突入した私は近所のスーパーで半額セールが行われる時間を知り尽くしています。(あまり自慢にならないです、、笑)

 

閉店間際のスーパーでは、日持ちしないモノ(魚とか肉)やお惣菜が半額になったりしますよね。

つまり、供給超過(供給>需要)によって売れ残ってしまったので価格を半額まで下げたわけです。

均衡価格とは?

結論、均衡価格とは需要量と供給量が一致する価格のことです。

 

文章で捉えると難しいので、要点を3つに分割してみましょう。

すると、以下のようになります。

  1. 売れ残り(供給超過)も
  1. 品不足(超過需要)も発生しない
  1. バランス(均衡)のとれた価格のこと

 

要するに、「この値段なら売れ残らないし足りなくもならないぜ!!」って価格のことです。

 

お時間があれば、インターネットで需給曲線(パソコンで書く方法分かりませんでした…)を調べてみてください。

その交点にあたる部分が均衡価格となっています。

 

 

 

 「見えざる手」について【他の呼び方も紹介】

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では、最後に本題の「見えざる手」を見ていきましょう。

 

本記事の始めに、需要・供給超過が起こったとき、価格はそれぞれ上昇・低下すると学びましたね。

ミクロ経済学で想定している完全競争市場(また今度の記事で必ず説明しますので今はスルーしてください、、申し訳ないです)では、需要と供給を一致させる働きが生じます。

つまり、需要・供給超過が起こって価格が変化しても、バランスのとれた価格(均衡価格)に近づいていくのです。

 

この働きのことを、アダム・スミスというカッコいい名前の学者さんが「(神の)見えざる手」と呼びました。

 

他にも呼び方がたくさんありまして、詳細は以下の通りです。

  • プライス・メカニズム
  • 価格の自動調整機能
  • 価格機構

 

ざっとこんな感じです。

私はやっぱり「見えざる手」がカッコよくて好きです(^^

まとめ

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本日の内容をまとめます。

 

✔本日のポイント

  • 供給超過(供給>需要)=モノが売れ残る
  • 需要超過(需要>供給)=モノが品不足
  • ミクロ経済学では完全競争市場想定している(必ずこのシリーズで解説します!!)
  • 需要と供給を一致させる働き=「(神の)見えざる手」と呼ぶ
  • 他にも呼び方がめっちゃある

 

本日の内容は以上になります。

多分3分をオーバーしてしまいましたが(申し訳ないです、、)、本日も一緒に勉強してくださり本当にありがとうございました(^^

 

それではまた!!

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