中学生の読解力が低下してるらしいけど…【OECD調査】
皆さんこんにちは、ねこぜです。
本日、このようなツイートをしました。
OECDの調査結果です。
— ねこぜ@はてなブログ (@gusuto_hatena) 2019年12月4日
8位→15位になったとのことですが、そりゃ当然でしょと思いました。
・教師の多忙化
・自国の入試テストすら満足に決められない
・教育を司るトップが「身の丈にあった教育を」と言ってしまう
解決すべき教育問題は山積みですね…
教育行政官の手腕が問われます。
どうやら、経済協力開発機構(OECD)が実施した調査の結果が芳しくなかったようです。
日本の順位は以下の通り。
数学的、化学的リテラシーは相変わらず高いですが、読解力リテラシーが前年より下がっていますね。
ぶっちゃけ、そんな大騒ぎすることはない結果だと思いましたが、順位が高い方が良いのは間違いありません。
本記事では、このOECD調査の結果を考察してみたいと思います。
本当に読解力が低下してるのか?
結論、今回の結果はそんなに悪いものではないと考えています。
なぜなら、今回の結果で低下してしまった読解力リテラシーも平均値を上回っているからです。
ズバ抜けて悪いとかではなく、あくまで前回の結果より悪いという程度です。
むしろ、こんなこと気にしてるよりも教育に関してはもっと議論すべき問題があるんじゃない…?とは思ってしまいます。
では、次に今回行われたOECD調査の詳細を見ていきましょう。
学習到達度調査(今回行われた調査について)
学習到達度調査(PISA)の詳細は以下の通り。
義務教育修了段階の15歳児を対象に、2000年から3年ごとに、読解力、数学的リテラシー、化学的リテラシーの3分野で実施(2018年調査は読解力が中心分野)。平均得点は経年可能な設計。日本は、高校1年相当学年が対象で、2018年調査は、同年6~8月に実施。
引用元:国立教育政策研究所
なるほど、去年の6~8月に行われた調査の結果が返ってきたんですね。
では、冒頭で説明した調査結果を再度見せます。
今回は読解力リテラシーが低下しましたが、残る2分野では高い水準をキープしていることが分かります。
あれ、別にそこまで気にする必要ないんじゃ……
順位が下がった原因は何なのか?
一般的に考えられているのは以下の2つです。
では、順に見ていきましょう。
スマートフォンやSNSの普及
正直に言うと、僕はこの意見に懐疑的です。
なぜなら、スマートフォンやSNSの普及は全世界的なものであり、日本だけで起こっていることではないからです。
この理論では、読解力リテラシー上位の国々ではスマートフォンやSNSがあまり普及していない、ということになってしまいます。
したがって、今回の結果とは因果関係が薄いように感じます。
学校空間でのICTの配備が遅れている
結論、これは要因として考えられると思います。
なぜなら、PISAのテストはコンピューターで実施されるからです。
実は私も初めて知ったのですが、2015年より全面的にコンピューター実施に移行したそうです。
単純な思考能力では差がつかなくとも、ICTの扱い方に慣れているのと慣れていないのではやはり結果も異なってくるでしょう。
まとめ
これまでの内容をまとめます。
確かに結果も大事ですが、それよりも次の調査に向かってどのように対策を打つか?がもっと重要です。
本日の内容は以上となります。
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それではまた!!